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蛙化現象 精神分析と自己心理学の視点から
昨年、蛙化現象ということばが、Z世代で流行したそうです。好きだった相手が自分を好きだとわかったとたんに相手を嫌いになってしまう、気持ち悪いと思ってしまう。そもそも「好き」という感情は変わりやすいものかもしれません。精神分析、自己心理学の視点からは、自己愛の問題が見えてきます。
市川里美
2024年3月27日


「自信がない」
心理カウンセリングに訪れる方がお話しされる「自信がない」は、辞書的な意味とは少し違い、「不安」「安心できない」ということがあるようです。では、安心はどうやったら感じられるようになるのか。それは、周囲との関わりの中で感じられるもののように思います。
市川里美
2024年3月10日


アタッチメント・スタイル(3)回避型と恐れ型
アタッチメント・スタイルが回避型の人は、人と親しくなることに緊張し、落ち着かない感じになります。自分に近づいて親しくしようとしてくる人がいれば、不快に感じます。「信頼できるのは自分だけ」「人は信頼できない」と思っていますので、困っていても人に頼ることを考えません。
市川里美
2023年10月25日


アタッチメント・スタイル(2) アンビバレント型
一人の人、一つのものごとに対して相反する二つの感情を同時に持っているという状態をアンビバレントと言いますアタッチメント・スタイルがアンビバレント型の人は、人は自分と一緒にいたいと思わないのではないかと心配になって距離を取ろうとしたり、逆に人に近づきすぎたりします。
市川里美
2023年8月31日


アタッチメント・スタイル(1) 〜対人関係の土台となるもの〜
生まれながらにして、赤ちゃんは親にくっつこうとし、それに対し親が声かけをしたり、慰めたりし相互的な関わりが始まります。これが「アタッチメント・システム」です。「怖いな」「不安だな」と感じた時に、親にくっつく。親が守ってくれる。このアタッチメントのあり方が対人関係の土台となります。
市川里美
2023年7月20日


ヒトは一人では生きていけない 「アタッチメント・システム」のこと
アタッチメントとは「くっつく」「付着する」という意味です。赤ちゃんは生物として生きながらえるために養育者を「安全基地」として認識し求めます。泣いて求めたり、くっつこうとする。その求めに応じて養育者が保護し、赤ちゃんは安心する。このような相互作用をアタッチメント・システムといいます
市川里美
2023年6月4日


友だちができない
新年度が始まり1ヶ月が経ちました。新しい環境に入られた方も多いと思います。新しい職場、部署、上司、同僚、部下。新しい学校、クラス、先生、友だち。新しい環境になじむまでの緊張・ストレスは相当なものです。どうぞ「ゆっくり」「焦らずに」と自分に言い聞かせてください。
市川里美
2022年5月2日


対人関係のフォーム(5)
相手も自分も不安定な対人関係のフォームを持っているとき、お互いに不安定ですが、お互いによりかかることによって、とても安定しているようなときもありますけれどもどちらも不安定なわけですから、その関係はとても危ういものでもあります。ふとしたことで、些細なことで、危うい状態に陥る。
市川里美
2022年3月26日


対人関係のフォーム(4)
安定した対人関係のフォームをもっていれば、対人関係の問題は起こらないようにも思えますが、そんなことはないものです自分も相手も、お互いに安定している対人関係のフォームを持っていても、それでもうまくいかないこともあります。これは「相性」ということになるのでしょう。
市川里美
2022年3月16日


対人関係のフォーム(3)
幼少期、身近な人との関わりのなかで対人関係のフォームの土台がつくられ、その土台の上にその後の経験が積み重なっていきます。その土台がうまくつくられなかったときには、どうしてもアンバランスなフォームができてしまいますその時には、どうすればいいのでしょうか。
市川里美
2022年2月19日


対人関係のフォーム(2)
幼少期から安定的な対人関係の土台を作ることができ、ほどよいフォームが出来上がっていても、相手によってはそれを崩されてしまうことがあります。非常に悪い対人関係のフォームを持った人と出会うとほどよいフォームも崩れていく。
市川里美
2022年2月2日


対人関係のフォーム(1)
スポーツでは、その動作に「フォーム」という言葉を使います。野球でいえば「バッティングフォーム」「ピッチングフォーム」というように。ゴルフやテニスでも同じですね。繰り返される同じ動作の様子が「フォーム」と言えるでしょうか。それと同じように、対人関係にも「フォーム」があります。
市川里美
2022年1月6日
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